フォーム(又はレポート)の画像表示に、データベース内に画像ファイルを入れず、外部にあるファイルを表示する方法。
概要:画像表示は通常「フィールドのデータ型」を「OLEオブジェクト型」or「添付ファイル」を利用するが、画像ファイルが多くなればなるほど、データベースのファイルサイズが巨大化し、メモリー負荷で起動や動作速度に大きな影響が出る可能性が高まる。データベースの中に存在しない画像ファイルが表示が出来れば、データベースの肥大化を防ぐことができる。
外部にあるファイルとは、データベース内に無い画像ファイルのことで、使用しているパソコンやネットワーク上にあるパソコン全てです。
Officeのバージョンは、2016
1.テーブルに画像を表示するフィールドを作成
☆ 画像のファイル名が入るフィールド
☆ フィールド名(image)は任意です。
☆ 短いテキスト:Defaultで255のままで。
尚、255の数値は、半角英数や日本語でも単純に文字数。
2.フォームのデザイン画面に「イメージ」を入れる
☆ フォーム画面には、事前に「image」フィールドを入れておく。
1)フォームデザイン画面の「イメージ」をクリック(画像・左側)
2)そのまま、デザイン画面の画像を配置する位置でクリック
→ エクスプローラーのファイル一覧表示、キャンセルをクリック
→ 「画像・右側」のオレンジの領域が表示される。
3)画像領域の縦横のサイズ設定
(1)画像領域の「プロパティー」で「幅」と「高さ」を指定。
(2)画像領域の枠をドラッグして伸縮して設定。
※ 領域が画像より小さい場合:縮小。大きい場合:領域の右と下に空白。
3.画像ファイルの挿入
(1)フォームデザインで画像領域プロパティーを表示
(2)コントロールソースに画像のフォルダと
画像のテーブルのフィールド名を入れる
1 |
="D:\MDB\knclip\image\" & [image] |
バックスラッシュは「¥」と同じ。コピペで「¥」に替わる
4.テーブルの画像フィールドにファイル名を入れる
(1)画像を入れるレコードのフォームを開く
(2)画像フィールドに「ファイル名」(拡張子含む)を記述し保存
(3)入れたレコードを開き確認する
※ まとめて挿入する場合は、テーブルを開き、画像フィールドにファイル名を記述
フォームの下部が表示出来ない
フォーム表示で縦の長いデータや画像が切れて、下部が表示出来ない場合、フォーム・プロパティーのスクロールバーが「なし」が原因なので これを「水平のみ」or「垂直のみ」or「水平/垂直」